ルックアップテーブルを含むデータベースを変更する特権を持っている場合、キャッシュを使用するルックアップおよびキャッシュを使用しないルックアップのパフォーマンスを向上させることができます。これは大規模なルックアップテーブルの場合に重要です。Integration Serviceは、カラムの値のクエリ、ソート、および比較を行う必要があるため、インデックスにはルックアップ条件に使用されるすべてのカラムを含める必要があります。

複数のルックアップ条件を入れる場合は、ルックアップのパフォーマンスを最適化するために、次の順序で条件を指定します。

小さなルックアップテーブルをキャッシュに格納することによって、セッションのパフォーマンスが向上します。ルックアップテーブルをキャッシュに格納するかどうかに関わらず、ルックアップクエリの結果および処理は同じです。

ルックアップテーブルがマッピングにおいてソーステーブルと同じデータベースにあり、キャッシュが使用できない場合は、ルックアップトランスフォーメーションを使用する代わりに、ソースデータベース内でテーブル同士を結合します。

セッションとセッションの間にルックアップソースが変更されない場合は、永続ルックアップキャッシュを使用するようにルックアップトランスフォーメーションを設定します。次に、Integration Serviceは、セッション間でキャッシュファイルを保存して再利用することにより、ルックアップソースの読み込みにかかる時間を節約します。

:LKP参照修飾子を使用した式を書いた場合、コネクトされていないルックアップトランスフォーメーションだけを呼び出すことになります。接続されたルックアップトランスフォーメーションを呼び出そうとすると、Designerはエラーを表示し、マッピングを無効とします。

ルックアップソースをソース修飾子として定義したときには、リレーショナルルックアップソースまたはフラットファイルルックアップソースを処理するパーティションを作成できます。再利用不可能なパイプラインルックアップトランスフォーメーションを設定し、その部分パイプラインにルックアップソースを処理するパーティションを作成します。