デフォルト値は、NULL、定数値、定数式、ERROR関数、またはABORT関数のいずれかでなければなりません。

入出力ポートの場合、Integration Serviceはデフォルト値を使用してNULL入力値を処理します。 入出力ポートの出力デフォルト値は常にERROR（Transformation Error）です。

変数ポートはデフォルト値を使用しません。

アグリゲータトランスフォーメーションおよびランクトランスフォーメーションでは、Group Byポートにデフォルト値を指定できます。

トランスフォーメーションのすべてのポートの種類について、ユーザー定義のデフォルト値を指定できるとは限りません。ポートがユーザー定義デフォルト値を使用できない場合は、デフォルト値フィールドは無効になります。

すべてのトランスフォーメーションでユーザー定義デフォルト値を使用できるわけではありません。

トランスフォーメーションがマッピングデータフローに接続されていない場合、Integration Serviceはユーザー定義値を無視します。

入力ポートのいずれかが未接続の場合、Integration Serviceは値がNULLであると仮定し、この入力ポートについてはデフォルト値を使用します。

入力ポートのデフォルト値にABORT関数が含まれ、また入力値がNULLの場合には、Integration Serviceはセッションを直ちに停止します。 ABORT関数をデフォルト値として使用することにより、NULL入力値の制限ができます。入力ポートで最初にNULL値が見つかった時点で、セッションは終了します。

出力ポートのデフォルト値にABORT関数が含まれていて、このポートでトランスフォーメーションエラーが発生すると、セッションは直ちに停止します。トランスフォーメーションエラーに対して厳密なルールを適用する場合、ABORT関数をデフォルト値として使用します。このポートにトランスフォーメーションエラーが初めて発生した時点で、セッションは終了します。

ABORT関数、定数値、および定数式は、出力ポート式に設定されているERROR関数をオーバーライドします。