SQLトランスフォーメーションはデータベースに接続し、顧客データをCUSTテーブルに挿入する動的SQLクエリを実行します。
SQLトランスフォーメーションの作成時には、トランスフォーメーションモード、データベースタイプ、および接続タイプを定義します。モードまたは接続タイプは、SQLトランスフォーメーションの作成後に変更不能になります。
SQLトランスフォーメーションの作成には、次のプロパティが使用されます。
クエリモード。
SQLトランスフォーメーションによって、動的SQLクエリが実行されます。
動的接続。
SQLトランスフォーメーションは、マッピングでトランスフォーメーションに渡す接続情報に応じて、データベースに接続します。
接続オブジェクト。
SQLトランスフォーメーションは、接続オブジェクト名を受け取るLogicalConnectionObjectポートを備えています。 接続オブジェクトは、Workflow Manager接続で定義する必要があります。
以下の図に、SQLトランスフォーメーションのポートを示します。
SQLトランスフォーメーションは、LogicalConnectionObjectポート内に接続オブジェクト名を受け取り、行の処理時に毎回その接続オブジェクト名を使用してデータベースに接続します。
トランスフォーメーションは、次の動的SQLクエリによって、顧客データをCUSTテーブルに挿入します。
INSERT INTO CUST VALUES (?CustomerId?,?CustomerName?,?PhoneNumber?,?Email?);
SQLトランスフォーメーションによって、クエリーのパラメータはトランスフォーメーションの入力ポートからの顧客データで置換されます。例として、次のソース行を挙げます。この行に格納されている顧客情報は、顧客番号1のものです。
1,John Smith,6502345677,jsmith@catgary.com,US
SQLトランスフォーメーションは、DBORA_US接続オブジェクトを使用してデータベースに接続し、次のSQLクエリを実行します。
INSERT INTO CUST VALUES (1,’John Smith’,’6502345677’,’jsmith@catgary.com’);