統合サービスにおいて現在の値は、各セッションの生成値の基準として使用されます。 統合サービスがシーケンスジェネレータトランスフォーメーションを使用する際に最初に使用する値を指定するためには、その値を現在の値として入力する必要があります。 シーケンスジェネレータトランスフォーメーションで一連の値をサイクルに従って使用する場合は、［現在の値］は、［開始値］以上［終了値］未満である必要があります。

統合サービスにおいて現在の値は、各マッピング実行時の生成値の基準として使用されます。 シーケンスジェネレータトランスフォーメーションにおいて開始値は、常に現在の値として使用されます。

シーケンスジェネレータの［キャッシュされる値の数］が0の場合、統合サービスでは各セッション終了時に現在の値が、セッションで最後に生成された値に1を加算した値に更新されます。 例えば、統合サービスが生成値101でセッションを終了した場合、リポジトリ内のシーケンスジェネレータの現在の値が102に更新されます。 統合サービスでは次回のシーケンスジェネレータ使用時に、次の生成値の基準として102が使用されます。 シーケンスジェネレータの［増分］が1の場合、統合サービスがシーケンスジェネレータを使用して別のセッションを開始すると、最初の生成値は102となります。

シーケンスジェネレータの［キャッシュされる値の数］が0の場合、統合サービスでは各セッション終了時に現在の値が、マッピングの実行で最後に生成された値に1を加算した値に更新されます。 例えば、統合サービスが生成値101でセッションを終了した場合、リポジトリ内のシーケンスジェネレータの現在の値が102に更新されます。 統合サービスでは次回のシーケンスジェネレータ使用時に、次の生成値の基準として102が使用されます。 シーケンスジェネレータの［増分］が1の場合、統合サービスがシーケンスジェネレータを使用して別のセッションを開始すると、最初の生成値は102となります。

複数のバージョンのシーケンスジェネレータトランスフォーメーションがある場合、統合サービスはセッション実行時にすべてのバージョンで現在の値を更新します。 統合サービスでは、シーケンスジェネレータトランスフォーメーションまたは親マッピングがチェックアウト済みかどうかにかかわらず、すべてのバージョンで現在の値が更新されます。 更新後の現在の値とシーケンスジェネレータトランスフォーメーションの編集後の現在の値が異なる場合、更新後の現在の値はシーケンスジェネレータトランスフォーメーションの編集後の現在の値を上書きします。

例えば、ユーザー1がシーケンスジェネレータトランスフォーメーションを作成してチェックインし、シーケンスジェネレータバージョン1に現在の値として10を保存したとします。次に、ユーザー1はシーケンスジェネレータトランスフォーメーションをチェックアウトし、シーケンスジェネレータバージョン2に新しい現在の値として100を入力します。ユーザー1は、シーケンスジェネレータトランスフォーメーションをチェックアウトしたままにします。その間、ユーザー2はシーケンスジェネレータトランスフォーメーションのバージョン1を使用するセッションを実行します。ユーザー2がセッションを実行するとき、統合サービスはチェックインされている値（10）を現在の値として使用します。 セッション完了時の現在の値は150です。この場合、ユーザー1がシーケンスジェネレータトランスフォーメーションをチェックアウトしていますが、統合サービスはシーケンスジェネレータトランスフォーメーションのバージョン1およびバージョン2の両方で現在の値を150に更新します。

セッションを実行したあとでマッピングを開くと、［現在の値］にはセッションで最後に生成された値に1を加えた値が表示されます。統合サービスでは各セッションの最初の値の判別に現在の値が使用されるため、シーケンスをリセットする場合にしか現在の値を編集しないようにする必要があります。

複数のバージョンのシーケンスジェネレータトランスフォーメーションがあり、シーケンスをリセットする場合は、［現在の値］を変更した後でマッピングまたは再利用可能なシーケンスジェネレータトランスフォーメーションをチェックインする必要があります。