式トランスフォーメーションには、各ソースカラムに対応した入出力ポートが備わっています。式の結果に基づいて接続オブジェクト名が、トランスフォーメーションから接続ポート内に返されます。
以下の図は、式トランスフォーメーションの[ポート]タブ、および各ソースカラムの入力/出力ポートカラムを示しています。
Decode(Location, 'US', 'DBORA_US','UK','DBORA_UK','CAN','DBORA_CAN','DBORA_US')
この式では、所在地がUS、UK、またはCANのどれに該当するかに応じて接続オブジェクト名が返されます。所在地が式の中の所在地と一致しない場合、接続オブジェクト名が"DBORA_US"にデフォルト設定されます。
例として、次のソース行を挙げます。この顧客情報は、米国からの顧客に関するものです。
1,John Smith,6502345677,jsmith@catgary.com,US
顧客サイトが"US"なら、式トランスフォーメーションが返す接続オブジェクト名は"DBORA_US"です。"DBORA_US"は、式トランスフォーメーションからSQLトランスフォーメーションのLogicalConnectionObjectポートに渡されます。