1つのソース修飾子トランスフォーメーション内で関連テーブルを結合する場合、Integration Serviceでは各テーブル内の関連キーに基づいてテーブルが結合されます。
このデフォルトジョインは、WHERE句に次の構文を使用するインナージョインと等価です。
Source1.column_name = Source2.column_name
デフォルトジョインで使用するカラムに対しては次の要件があります。
たとえばある月におけるすべての注文をその注文番号、注文数量、顧客名を含めて調べたいとします。ここで、ORDERSテーブルには注文番号と注文数量のデータがありますが、顧客名のデータが入っていないとします。顧客名を取得するためには、ORDERSテーブルとCUSTOMERSテーブルを結合しなければなりません。両方のテーブルにはカスタマIDが入っているため、この2つのテーブルを1つのソース修飾子トランスフォーメーションで結合することができます。
以下の図に、1つのソース修飾子トランスフォーメーションを使用して2つのテーブルを結合する例を示します。
複数のテーブルを取り込むと、Integration Serviceはマッピング内で使用されているすべてのカラムに対するSELECT文を生成します。 この場合のSELECT文は次のようになります。
SELECT CUSTOMERS.CUSTOMER_ID, CUSTOMERS.COMPANY, CUSTOMERS.FIRST_NAME, CUSTOMERS.LAST_NAME, CUSTOMERS.ADDRESS1, CUSTOMERS.ADDRESS2, CUSTOMERS.CITY, CUSTOMERS.STATE, CUSTOMERS.POSTAL_CODE, CUSTOMERS.PHONE, CUSTOMERS.EMAIL, ORDERS.ORDER_ID, ORDERS.DATE_ENTERED, ORDERS.DATE_PROMISED, ORDERS.DATE_SHIPPED, ORDERS.EMPLOYEE_ID, ORDERS.CUSTOMER_ID, ORDERS.SALES_TAX_RATE, ORDERS.STORE_ID
FROM CUSTOMERS, ORDERS
WHERE CUSTOMERS.CUSTOMER_ID=ORDERS.CUSTOMER_ID
このWHERE句は、ORDERSテーブルとCUSTOMERテーブルのCUSTOMER_IDを取り込む等価結合です。