目次

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  1. はじめに
  2. Data Integrationタスク
  3. マッピングタスク
  4. 動的マッピングタスク
  5. 同期タスク
  6. データ転送タスク
  7. レプリケーションタスク
  8. マスキングタスク
  9. マスキングルール
  10. PowerCenterタスク

タスク

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例4.Contactにフィルタを使用した場合の設定パスの選択

例4.Contactにフィルタを使用した場合の設定パスの選択

Aで始まる名という条件でContactオブジェクトにフィルタを適用するとします。
次の図は、設定可能なデータサブセットフィルタ条件を示しています。
この図では、Aで始まる名という条件のContactオブジェクトにデータサブセットフィルタが適用されています。結合操作の数は6つです。
AccountオブジェクトとContactオブジェクトの間で、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rの両方を選択したとします。設定パスを選択してサブセットを計算する場合の結合操作の数は6つです。
次の図は、AccountオブジェクトとContactオブジェクトのリレーションを表しています。
この図は、AccountオブジェクトとContactオブジェクトのリレーションを示しています。リレーションAccountを介したAccountからContactのパス、およびリレーションParentAccount__rを介したContactからAccountのパスが選択されています。
タスクはまず、フィルタを適用するContactオブジェクトからレコードをロードします。参照整合性を維持するため、タスクは、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rの両方を介して、ContactからAccountにトラバースします。次に、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rを使用して、選択した子レコードの設定パスを介してAccountからContactにトラバースし、追加レコードをロードします。追加レコードの参照整合性を維持するため、タスクは、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rの両方を介して、ContactからAccountにトラバースします。
次の図は、タスクがレコードを選択する順序を示しています。
この図は、Contactオブジェクトにフィルタを適用した場合の、AccountオブジェクトとContactオブジェクトの選択順序を示しています。
適用したフィルタに基づき、Contactオブジェクトの行数15です。ContactからAccountへのパスでは、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rの両方で、Accountオブジェクトの行数は13行です。AccountからContactへのパスでは、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rの両方で、Contacオブジェクトの行数は16行です。ContactからAccountへのパスでは、リレーションAccountとリレーションParentAccount__rの両方で、Accountオブジェクトの行数は17行です。
サブセット行の数を表示するには、サブセットを推定します。複数の結合操作に共通レコードがある場合、タスクはレコードを更新します。この使用事例では、Accountオブジェクトの行が全部で30行表示されていますが、タスクが両方のリレーションからロードするAccountオブジェクト固有のサブセット行は14行です。Contactオブジェクトについては全部で31行表示されていますが、タスクが両方のリレーションからロードするContactオブジェクト固有のサブセット行は15行です。
次の図は、タスクで推定できるサブセット統計情報を示しています。
この図は、AccountオブジェクトとContactオブジェクトのサブセット統計情報を示しています。