目次

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  1. はじめに
  2. Data Integrationタスク
  3. マッピングタスク
  4. 動的マッピングタスク
  5. 同期タスク
  6. データ転送タスク
  7. レプリケーションタスク
  8. マスキングタスク
  9. マスキングルール
  10. PowerCenterタスク

タスク

タスク

ルックアップの戻り値

ルックアップの戻り値

ルックアップを設定する際には、ルックアップの戻り値を設定します。ルックアップの戻り値は、定義した戻り値のプロパティ(多重度やルックアップ式など)によって変わります。
ルックアップの戻り値とは、
データ統合
がルックアップ条件に基づいて一致を検出したときに返す値のことです。ルックアップがエラーを返した場合、
データ統合
はその行をエラー行ファイルに書き出します。
ルックアップの戻り値の一部としてルックアップ式を設定できます。それには、ルックアップの戻り値を表す$OutputField変数を使用した簡単な式を設定します。
例えば、以下の式は、各ルックアップの戻り値に100を加算します。
$OutputField+100
別の例として、連結演算子(||)を使用して、文字列のルックアップの戻り値に文字列を連結することもできます。例えば、次のようにします。
'Mighty' || '$OutputField'
ルックアップ式では、パラメータファイルに定義したパラメータを使用できます。
以下の表に、設定可能なルックアップの戻り値プロパティを示します。
ルックアップの戻り値プロパティ
説明
出力フィールド
使用するルックアップテーブルのフィールド。
多重度
データ統合
が複数の戻り値を処理する方法。
  • 2つ以上の出力値がある場合はエラー。ルックアップ条件が複数の値を返したときに、
    同期
    タスクがエラーを表示する必要がある場合に選択します。
    データ統合
    は、複数の一致が見つかった場合に行を拒否し、エラー行ファイルに書き込みます。これがデフォルトです。
  • ランダムに1つの出力値を選択。ルックアップ条件が複数の値を返したときに、
    同期
    タスクが最初の戻り値を選択する必要がある場合に選択します。ルックアップ値の戻り値の順序はシステムによって異なることがあります。
$OutputFieldを使用して選択した出力フィールドを表す簡単な式。
デフォルトでは、
データ統合
は、式「$OutputField」を使用したルックアップの戻り値をそのまま渡します。